大館市農業委員会の取り組み
担い手への集積活動の取り組み
○取り組みの背景・経緯
新体制下において必須業務となった農地利用の最適化を推進するためには、農業委員会全体での情報の共有が必要であり、農地のあっ旋依頼や返還された農地の速やかなマッチング活動の実施は、地域の担い手への農地の集積活動の強化が図られること、また、遊休農地の未然予防ともなるため実施しました。
○取り組みの特徴農地の流動化が活発になる冬季期間において、農業委員及び農地利用最適化推進委員の情報共有会議を地区ごとの農業委員と農地利用最適化推進委員の班体制で開催し、解約や離農及び経営縮小等による農地のあっ旋依頼の情報を筆別で資料提供し、農地の位置と周辺の状況を共有し、地区別に地域の事情を総合的に考慮した上で担い手へのあっ旋を積極的に行いました。また、耕作不便地等を理由に受け手が決まらないケースなどは、農地の所有者へ事情を説明し、農地中間管理機構の利用など不安解消への助言にも努める取り組みも行いました。
○取り組みの成果
農業委員及び農地利用最適化推進委員がそれぞれの役割及び責任を認識した上で、積極的に農地の所有者や地域の担い手への働きかけを行った結果、早期のマッチングに繋がり、農地所有者の将来への不安解消へと導くことができました。また、地域での農業委員会活動の周知にも役立ちました。
秋田市農業委員会の取り組み
農地利用最適化区域部会による活動
○取り組みの背景・経緯
○取り組みの背景・経緯
平成29年7月に農地利用最適化推進委員を新たに委嘱したのを機に、農業委員と農地利用最適化推進委員が密接に連携できるように新設したもので、秋田市内を5区域に分割し、当該区域を担当する両委員により構成されています。
なお、各農地利用最適化区域部会においては農業委員が部会長、農地利用最適化推進委員が副部会長となることとしております。
なお、各農地利用最適化区域部会においては農業委員が部会長、農地利用最適化推進委員が副部会長となることとしております。
○取り組みの特徴
農地利用最適化区域部会は、これまで設置されていた各種委員会と異なり、区域ごとに集まることによって地域の実情に即した諸問題の把握や解決に取り組むことが出来ます。
また、新たに委嘱された農地利用最適化推進委員には業務に不慣れな方も少なくなく、経験ある農業委員と委員会活動を共に行うことにより知識の平準化を図ることが出来ます。
○取り組みの成果
また、新たに委嘱された農地利用最適化推進委員には業務に不慣れな方も少なくなく、経験ある農業委員と委員会活動を共に行うことにより知識の平準化を図ることが出来ます。
平成29年度は各区域において12月までにそれぞれ4回の農地利用最適化区域部会が開催され、農地パトロールの実施計画や意向調査方法の確認、市農業施策への要望内容について話し合われました。参加した委員は、日頃の委員会活動で得られた遊休農地の情報や地域の農業者から
寄せられた要望などについて積極的に意見を出し合い、有意義な部会となりました。
寄せられた要望などについて積極的に意見を出し合い、有意義な部会となりました。
東成瀬村農業委員会の取り組み
地域の未来を描く!あきた農地利用最適化推進1・2・3運動への取り組み
○取り組みの背景・経緯
東成瀬村でも昨年7 月にこれまで14 名だった農業委員が8 名となり、新たに農地利用最適化推進委員6 名が誕生しました。農地利用の最適化の推進が農業委員会の必須業務に位置づけられ、また県農業会議を中心に「地域の未来を描く!あきた農地利用最適化推進1・2・3運動」が展開されています。東成瀬村でも29 年度からの3年間で全村をカバーするように、農業者への1・2・3運動に基づくアンケート調査を実施する予定です。
○取り組みの特徴・成果
年明け早々に第1回の農業委員・最適化推進委員合同会議を開催し、アンケートの内容はどうするか、対象者をどこまでの範囲とするかなどを協議しました。農業者の声を直接聞くためにアンケートの回収は郵送ではなく農業委員と最適化推進委員が戸別に回収することにし、班編制をして担当者を決定しました。同時に農業者への説明、情報提供をするために農地中間管理機構を利用するとどのようなメリットがあるか、農地の課税強化や軽減についての勉強会も行いました。
高齢化が進む東成瀬村では、リタイア目前の農業者が多く、そのほとんどが後継者がいない状況です。村内の4 法人も施設の規模、マンパワーの問題等で既に限界に近づいています。受け手が見つからなければこれはそのまま荒廃農地化に直結していくことになります。平成26 年度から始まった農地中間管理事業により飛躍的に進んた集積は、山際の圃場が狭く段差があるような条件の悪い農地が残っており、これからが正念場です。耕作放棄地化を未然に防止し、農地を集積していくためにも受け手、出し手のマッチングが必要です。
今年度は、アンケートの回収も終わり、現在は集計作業中です。このあと3月には第2回の会議を開き、アンケートの集計結果をもとに農業委員・最適化推進委員一体となってマッチングに向けた具体的な検討をすることにしております。
高齢化が進む東成瀬村では、リタイア目前の農業者が多く、そのほとんどが後継者がいない状況です。村内の4 法人も施設の規模、マンパワーの問題等で既に限界に近づいています。受け手が見つからなければこれはそのまま荒廃農地化に直結していくことになります。平成26 年度から始まった農地中間管理事業により飛躍的に進んた集積は、山際の圃場が狭く段差があるような条件の悪い農地が残っており、これからが正念場です。耕作放棄地化を未然に防止し、農地を集積していくためにも受け手、出し手のマッチングが必要です。
今年度は、アンケートの回収も終わり、現在は集計作業中です。このあと3月には第2回の会議を開き、アンケートの集計結果をもとに農業委員・最適化推進委員一体となってマッチングに向けた具体的な検討をすることにしております。
平成29年度農業委員会活動事例集 (2932KB) |